2017年3月1日水曜日

平成28年度千葉市青少年問題協議会 議事録を読む

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コンビニの成人雑誌に不透明フィルム 千葉市が今夏実施
http://www.asahi.com/articles/ASK2F5R35K2FUDCB015.html

この件ですが、千葉市の青少年問題協議会では9月2日に議題に挙がっていたことが判明。ということで議事録読んでみました。

千葉市青少年問題協議会サイト
https://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kenzenikusei/seishokyo.html

平成28年度千葉市青少年問題協議会 議事録
https://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kenzenikusei/documents/h280902mondaikyogikai.pdf

日時 平成28年9月2日(金)午後3時00分~午後5時00分

4(3) 成人向け雑誌(有害図書等)の陳列対策について

磯邉会長: それでは続きまして、議題の(3)「成人向け雑誌(有害図書等)の陳列対策について」事務局、お願いします。
藤田課長: 今日の議題の柱になると思います。皆さんからご意見をたくさんいただきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。座って説明させていただきます。
資料2。 5ページをご覧いただきたいと思います。ここでは、成人向け雑誌の陳列対策を、コンビニエンスストアに限定させていただきたいと思います。
8ページをご覧ください。実際のコンビニにおける陳列の状態です。 この写真はかなりたくさん並んでいる状況ですが、そこに小さいお子さんがとおりすがりに見ている状況です。小さなお子さんに限りませんが、このような状況が、市内のコンビニでも見られます。トイレの近くに陳列されていることが多いので、利用する際に何気に見てしまう状況がよくあります。
再び5ページをご覧ください。このような状況への問題意識から、提案させていただきたいのですが、青少年の健全な成長及び、4年後千葉市が会場にもなる、 オリンピック・パラリンピックの外国人観光客への配慮の観点からも、コンビニにおける成人向け雑誌の陳列について、目にする機会を少しでも減らす、効果的な手法を検討していきたいということです。
次に、なぜコンビニか、ということですが、皆様もよくご利用のことと思いますが、コンビニは、 1970 年代の日本への導入以来、様々な生活ニーズに応える形で進化して、今では生活に不可欠なものになっています。このようなコンビニに対し、経済の活性化、地域コミュニティの維持・充実等、我が国が抱える課題に対処していく上でも、大きな期待が寄せられております。
また、 2000 年に警察庁から、「まちの安全・安心の拠点」としての活動要請を、 日本フランチャイズチェーン協会が受けまして、加盟するコンビニでセーフティステーション( SS)活動を開始しました。5ページの下の表のとおり、セーフティステーション活動は、 2005 年 10 月1日から全国約4万2千店のコンビニで本格的に行われています。青少年環境の健全化として、「 18 歳未満者への成人向け雑誌の販売・閲覧防止」に取り組んでいるところでございます。
次に、6ページをご覧ください。千葉市と株式会社セブンーイレブン・ジャパンは、市内の一層の活性化と市民サービスの向上を図ることに資するため、包括提携協定を平成 26 年9月に締結しております。協定の内容の1つとして、「子育て支援及び青少年の健全育成に関すること」が明記されています。従いまして、セブン-イレブン・ジャパンをはじめとして、市内のコンビニに協力を依頼したいと考えております。
そして、4つ目になりますが、千葉県の青少年健全育成条例の有害図書の区分陳列についての記述です。資料のイラストにありますとおり、有害図書等を陳列するには①から⑤のいずれかの方法で行わなければなりません。簡単に申しますと、①間仕切りで仕切られた場所に陳列する、②他の図書等と60cm 以上離す、③10cm 以上張り出す仕切り板を設置する、④子どもの身長を考慮し 150cm 以上の高さに背表紙のみ見えるようにする、 ⑤ビニール包装、ひも掛けその他の方法で容易に閲覧できない状態にするというものです。 加えて、青少年に販売等することができない旨の表示をしなければなりません。千葉県では、以上の方法を行わなければなりません。
続きまして、7ページをご覧ください。では、千葉市の現状はどうなのか、ということですが、調査結果を掲載させていただきました。これは、毎年、千葉市青少年補導員連絡協議会と協働で、地域内の店舗の方々の協力を得て、青少年を取り巻く環境の実態調査を行っており、その報告から抽出したものです。
市内の協力店舗数は 185 店舗、その中で成人向け雑誌を販売している店舗は 170 店舗でした。割合にしまして 92%あまりでした。
先ほどの条例の中の陳列方法で見てみますと、 10cm 以上の仕切り版の設置をしている店舗がそのうち約 99%、包装やひも掛けが 91.2%の店舗で実施されております。この2つがかなりの割合で実施されていることが分かります。その他の方法は0でした。
そして、青少年に販売等することができない旨の表示を行っている店舗の割合は 90.6%でした。
また、両方の方法、仕切り版を設置し、かつ、ひも掛け等を実施している店舗の割合は、 90.6%でした。
8ページの写真では、左隅の方に、 10cm の仕切り版がついており、表示、ひも掛けもしてあります。
それでは、9ページに移ります。局長の挨拶にもありましたように、大阪府堺市に視察に行ってまいりました。
堺市では、 このような3つを取り組んでいるようです。
1つ目は、成人向け雑誌への色付き包装の実施です。実物をいただいてきましたので、 回覧します。
2つ目は、陳列棚の目隠し板です。厚さが3ミリある白のアクリルプレートです。このアクリルプレートを設置することで、雑誌の下の部分が見えなくなります。
3つ目は、協力店の入り口に貼るステッカーです。「女性と子どもにやさしい店」とあり、大きさは 15 センチ四方の正方形です。
次に、 実施後の反響としまして、 10 ページにご紹介させていただきました。 住民の意見では、「堺市だけではなく、他市でも実施してほしい。」という意見のほか、「なぜ、カバーをしているのか。」と様々な意見があったようです。
コンビニの店長からは、売り上げには影響していない、トラブルもないという話もありました。
雑誌協会からは、市に対して、「表現の自由」についての質問が何度かあったそうです。
堺市の担当者からは、「 この方法がベストではない、まだ試行錯誤している段階である、 日本フランチャイズチェーン協会は、ファミリーマートの自主判断という認識であり、特に協力は行っていない、雑誌協会からの反発は避けられない、今年6月に、全店舗分の色付き包装等をファミリーマートへ配布済みである」 という話がありました。
今後の方向性としまして、「 全店舗実施が目標ではあるが、あくまでも自主的に実施していただけるところに協力を求める。あくまでも強制ではなく、現在 84 店舗中 11 店舗実施している」 ということでした。
経緯については、後でご覧ください。
11 ページをご覧ください。 雑誌協会が、堺市に中止を求める声明を発表した記事です。下線部分にもありますが、協会は、市に中止を求める声明を発表し、「憲法で保障されている表現の自由に抵触するのではないか」と指摘し、それに対して、堺市は「協定を締結するか否かは各コンビニエンスストアの自主的判断にゆだねられている」と回答しています。
ちなみに、 11 ページに大阪府の青少年健全育成条例を掲載させていただきましたが、千葉県と多少違いがあります。
最後に、海外ではどうなのか、ということですが、アメリカではコンビニには一切置いていないそうで、 そうした雑誌を買おうと思えば、あらかじめ決められた一角にある専門のポルノショップに行かなければならないとのことです。
以上で、「成人向け雑誌(有害図書等)の陳列対策」についての報告とさせていただきます。千葉市としても、何らかの取り組みを、 子どもたちの健全育成のために取り組んでいきたいと考えておりますので、ご意見を頂戴できればと思います。どうぞよろしくお願いします。

山田局長: 補足で説明させていただきます。 今回の有害図書の関係ですが、局内でも相当話し合いました。 実際に本も回していただきましたが、「 隠すと却って見たくなるような感じもする」 という意見もあります。また、 この話題が出てから、ずいぶんコンビニを回りましたが、脇にテーブルがあって高校生がたむろしていたり、飲食しているそばに本がずらっとある状況です。親子で買い物に来たときにもこれがあると違和感がありました。
表現の自由ですとか、根本のところの問題もあるのですが、市として、オリンピック・パラリンピックと海外からも色々なお客さんが来るということで、そういった姿勢を示すためにも、何か一工夫して環境を少しでも良くしたいなということで、今回ご提案させていただきました。
ですから、手厳しい意見でも、全くそんなの意味ないじゃないか、という意見も実は欲しいところでございまして、色々な意見を聞きながら、今年度中に取りまとめたいと考えております。よろしくお願いします。

事務局側の提案はこれで終了

磯邉会長: ありがとうございます。本日のこの場のゴールは、議決をするのではなく、皆様のご意見を頂戴して、それをもとに検討していただくということですので、それに関して率直な感想・ご意見等をお聞かせいただきたいと思います。

ということで、ここからは意見。

山田委員: 2つの観点から賛成します。 1つは私もこういう仕事をしていますので、学会に属していて、日本では児童ポルノとかがすごく緩くて、非常に問題がある。 ちゃんとデータは持ってきていないのですけれど、 北欧でもアメリカでも、ポルノ雑誌については、特定のところで販売をしていて、日本ほど巷にあふれているのは、 先進国にはないだろうと思います。
コンビニのご了解をいただいて、こういう考え方があって、第一歩のスタートだと思います。
もう1つは、私も全部チェックしているわけではありませんが、非常に内容が極端であるので、例えば、 一般的とはいえない性行為によって女性が喜ぶという話が書いてあったりするのですが、そんなのは喜ぶ人はいないだろうという意見が出ています。これらから知識を得たことで、正しいと思って、関係があった時に、それは必ずしも女性を大事にしているとは思えず、内容的にも問題があると思います。
この2つから、やっぱり必要な人もいるでしょうから、特定のところで販売するのがいいし、とやかく申し上げませんけども、一般の人に見えているところについて目隠しをすることは、 いいことだと思います

うわ、テンプレ的賛成意見だ。

岡村委員: 私はあえて、 意味がないと思います。存在する限りは気になるし、 見たくなるのは、 子どもたちの様子を見ていて分かります。 誰のために隠しているのだろうということで、今の条例では、多少子どもの目にすぐ触れないような効果はあるのかもしれないですが。
カバーをかけるのは、その先オリンピック・パラリンピックとおっしゃいましたけれど、スタンドプレー的な感じで、本当に子どもに目隠ししたいためにやっているのでしょうか。 だとすれば、さっきおっしゃったように、隠されているからこそ見たくなるという心理もありますし、あまり意味ないと思います。本当に隠したいのだったら、一斉撤去しかないと思います。それはやはり難しいのが現状ですし、コンビニだけでなく通勤の電車の中でサラリーマンの読んでいる新聞の記事でも、よくこんなの人前で広げて読むなあ、というのが日本の文化の底辺にありますので、その辺から掘り下げて、一斉にこういうものは公衆の面前では広げない、という文化を作っていかなければ、根本的な解決にはなりません。それから、今さらコンビニかなということもあります。 今スマホでこれだけ画像が手に入る中で、このことを一生懸命やっても、実際の社会的な情勢に合うのかという疑問もあります。

意味がないという意見。

山下委員: 一時のこととして何か対応を取っているように見えるのですが、何も変わらないだろうなとも思います。 というのも、先ほどもありましたが、日本はこういったポルノに対する規制が緩い国だと思います。 例えば、 飛行機の中で提供されるような週刊誌の中にも、 そういった写真があったり、記事を取り上げたりだとかが平然と行われている状態です。それは、日本という国の尊厳にかかわる部分なのではないでしょうか。というのも、東京オリンピック・パラリンピックのことを言って、インフラを整備するといった話をしているのですが、やはり、日本という国は、世界のトップに位置する国だと思いますし、私たちはそういう意識を子どもたちに育てていかなければならないのです。 けれど、ある部分では素晴らしくとも、モラルの部分では何も教えていないと言われても仕方がないことを、根本でどう解決していくかをこれから私たちは考えていかなければいけないのではないかなと思います。
オリンピック・パラリンピックでは、千葉でも競技があり、 競技の中では、被災地で何かをしようという取り組みもなされていますから、日本全体が見られるということになります。 そのあたりは、市の問題、県の問題、広域で考えて日本全国の中で、こういったものが制限できるマナーを守れる国民性が日本にはあるということをこの機会に考えていっていただければと思います。
雑誌協会のことは、販売のことと、 それと、日本人の尊厳がどこにあるのかということはまた別問題ではと思います。 それを無視してしまうのはどうかという気がします。
それと、中学生くらいになりますと、いわゆるアダルトサイトに接続してしまって、課金をされて、消費生活センターに行って、親御さんがちゃんと申し出れば、その契約はクーリングオフなどすることができるのですが、そういったところでトラブルに巻き込まれている中学生、もしかすると小学生もいるのかもしれません。低年齢化してきていますので、そういったことに対する歯止めについても、やはり、ここで千葉市が考えるのであれば、もっと大きなところで、しっかりと考えていただいて、これは本来的に言えば国の施策の中にあってしかるべきという気がしますので、そういう声を、 千葉市からあげていってもいいという気がします。

なんだかんだで国レベルで賛成しているように見える……

小山副会長: 私は補導員ですので、毎年この社会環境実態調査に参加しております。 やはり 10cm の間仕切りというのは、あまり効果はないと考えています。大阪府のように高いところに置くとか、特定のところに置いて、声をかけないと取れない、ということでしたらいいのですけれど。 カバーをつけたりすることによって、小学生の低学年の目に触れる機会を少なくして、 スマホについては、 フィルタリングを外せばいろんな世界が見えてきてしまいますけれど、小学生の低学年はそこまでのツールは見ていないのではと思います。 中学生くらいになると、 もっとすごいのを見てしまうので、小学校の低学年あたりの刺激を防ぐという意味では効果があるのでは、と期待をしております。
販売はできないことになっていますけれども、コンビニでの万引きも多くございます。子どもが目を盗んでこういった雑誌を万引きして、 中を見てしまうこともあると思います。 そういった観点からみれば、 カバーをつけて見えなくして多少刺激を少なくすると、少しは効果もあるかと思います。 ネットで見られない年代に対して刺激を抑えるという意味ですけれども。

万引きですか……そこまでは考えてなかった。

山田局長: 県警の方が来られているので、お聞きしたいのですけれど、防犯の面ではいかがでしょうか。私は以前に、 花見川の区長をやっておりまして、コンビニから女性のつけ回しですとか、犯罪につながっていくことがかなり多いという話を聞きました。 そういったもの、例えば落書きが多いところに犯罪が多いのと同じように、犯罪防止の観点では、 少し効果はあるのでしょうか。

鈴木委員: データは特にありませんけれども、私も現場で 40 年近く仕事をしております。千葉県の健全育成条例ができた経緯というのは、やはりこういう有害環境を少しでもなくしましょうというのが、第一ですので、効果の有無は別として、会長がおっしゃったとおり、一つでもなくしていくのが仕事だと思ってやっておりました。
今警察では、芸能人のホテル暴行容疑の話題が多いです。欲望を抑えられなかったということですが、 この本を見た青少年がどういう気持ちになるのかというと、それに似た状態は当然あると思います。ですから、 目に触れないのが一番いいのは確かです。ただ、行政的にそれが完全に網羅できるかというと、また違う観点になってしまいますけれど、 やはりやることに努力した方がいいと思っています。部下職員にも回ってきなさいよ、という話をしています。当然 10cm の間仕切りでは見えなくならないのですけれど。

コンビニのエロ本で性犯罪が……

とまぁ抜粋はこれくらいにして結局は発表報道の通り特に意見を吸い上げたとは思えない内容で決まってしまったようです。
そもそもコンビニに置いてある「エロく見える雑誌類」って有害図書ではないのにここでは「有害図書」扱いなのがなんだかな。



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